アジア太平洋地域各国から毎年プロ・オーケストラを招き、オーケストラを通して豊かで多様な伝統と文化を伝えようと2002年に始まった「アジア オーケストラ ウィーク(AOW)」。
今年14回目を迎え、演奏の軌跡はそのままアジアのオーケストラの歴史となりました。協奏曲を披露する各国の俊英ソリストは演奏に花を添え、心ゆくまで文化と歴史を体感できる演奏会です。
来日するオーケストラは中国と韓国から。いずれもAOWへは2度目の参加となりますが中国は6年ぶりの登場となります。
中国はAOW最初の年に出演した中国国家交響楽団。雄大でうねるサウンドには圧倒されます。
韓国は首都ソウルから電車で1時間ほどの学園都市テジョン市より2005年に参加したテジョン・フィルハーモニック管弦楽団。洗練された音楽に魅了されます。隣国からの楽団にご期待ください。
ホスト・オーケストラは初登場の大阪交響楽団。マエストロ児玉宏の滋味あふれる指揮、大阪交響楽団の柔らかい豊麗なサウンドをお聴き逃しになりませんように。
日時 | 2015年10月5日(月) 19:00開演 |
---|---|
指揮 | 李心草(リー・シンサオ) 中国国家交響楽団首席常任指揮者 |
ヴァイオリン | 吕思清(リュ・スーチン) |
曲目 |
|
日時 | 2015年10月6日(火) 19:00開演 |
---|---|
指揮 | グム・ノサン テジョン・フィル芸術監督・首席指揮者 |
ヴァイオリン | キム・ダミ |
曲目 |
|
日時 | 2015年10月7日(水) 19:00開演 |
---|---|
指揮 | 児玉宏 大阪交響楽団音楽監督 |
曲目 |
|
日時 | 2015年10月8日(木) 19:00開演 |
---|---|
曲目 |
|
料金 ※全席指定、税込 |
各1回券
|
---|
料金 ※全席指定、税込 |
|
---|
* 未就学児のご入場は、お断りしています。
* 曲目・出演者等の変更の場合があります。あらかじめご了承ください。
当日券は各日18時より会場窓口にて販売いたします。
ご来場を心よりお待ち申し上げております。
<お問合せ・電話予約>
東京公演:03-5610-7275(平日10:00〜18:00)
北上市公演:0197-61-3500(9:00〜22:00)
1956年に組織された中国中央楽団を母体に、1996年中国文化部により組織された。現在の首席指揮者はミッシェル・プラッソン、首席常任指揮者に李心草がそれぞれ就任、楽団長は作曲家として著名な关峡氏がつとめている。これまでに、カラヤン、オーマンディ、小澤征爾、ロジェストヴェンスキーなどの世界的な指揮者と共演。年間の演奏会数は100回を数え、教育プログラムにも力を入れている。海外での演奏も多く、ヨーロッパ、アジア、アメリカで行い、アジア オーケストラ ウィークには2002年の第1回目に来日し、今回が2度目の出演となる、中国を代表するオーケストラ。
ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト両紙に「エネルギッシュで西洋のスタイルを保ちながら、フレージングと表現に説得力を発揮した」とCNSOとのアメリカ公演で絶賛された李心草は中国中央音楽院、ウィーン国立音楽大学を卒業後、20歳で中国の主要オーケストラを指揮している。その後、ウィーン交響楽団をはじめウィーン国立歌劇場、アジアの主要なオーケストラ、歌劇場を舞台に国際的に活躍している。
1969年中国青島市で生まれ、11歳の時メニューインの勧めで、ロンドンに留学、ニューヨークのジュリアード音楽院でも学んでいる。18歳の時、アジア人として初めてパガニーニ国際コンクール(1987年)で優勝し、世界的に注目を集めた。その後の欧米での活躍は目をみはるものが有り、CDもフィリップス、ナクソス等から数多く出されている。
韓国の中部に位置するテジョン(大田)市が運営するオーケストラ。テジョン・カルチャーセンターを本拠地に活躍している。研究学園都市でもあるテジョン市の聴衆のレベルは高く、設立以来、テジョン・フィルは市の文化行政の中心を担うと共に、学校、老人ホームなどでのアウトリーチ活動も積極的に取り組んでいる。2004年にアメリカ、2012年にウィーン、ブタペスト、プラハ、ミュンヘン等で公演を行っている。2005年のアジアオーケストラ ウィークに続き、2度目の登場となる。テジョン市と札幌市が姉妹都市の関係から、札幌交響楽団との交流も盛んに行われている。
1980年にウィーン国立音楽大学に留学し、オットマール・スイトナーに師事した。韓国に帰国後、KBS交響楽団、ソウル・フィル等韓国を代表するオーケストラを指揮し、韓国国立オペラ、光州広域市オペラ、韓国オペラ・グループ等でオペラも手掛け、オペラ指揮者としても地位を確立している。海外ではオーストリア、マケドニア、イタリア、中国、台湾、日本等のオーケストラと共演し活躍している。
韓国生まれ、5歳からヴァイオリンを始める。2002年アメリカのカーティス音楽院に入学、ディプロマ取得後ニューイングランド音楽院で学んだ。これまでにフィラデルフィア管、ベルギー国立管をはじめとする欧米各地、韓国の著名オーケストラと共演したほか、日本では仙台フィル、中部フィルと共演している。2011年第3回宗次エンジェルヴァイオリン国際コンクールで優勝したほか、ヨアヒム国際コンクール、クイーン・エリザベス国際コンクール等で優秀な成績を収めている。
マドリードの王立音楽院でヴァイオリンの勉強を始め、その後、トロントの音楽院、ジョン・ホプキンス大学音楽院、インディアナ大学で学び、アメリカのコロンバス・フィルハーモニック管弦楽団のコンサートマスターに就任した。音楽誌で「輝ける若手ヴァイオリニスト」と称賛され、2003年にはニューヨークのWQXRラジオ、NBCがキムを特集している。現在、テジョン・フィルハーモニック管弦楽団コンサートマスター、韓国国立芸術大学室内楽講師のほか、2014年よりイタリア・ペルージャ音楽祭のコーディネーターを務めている。
1980年創立。永久名誉楽団代表・敷島博子が『聴くものも、演奏するものも満足できる音楽を!』をモットーに提唱。いつも聴衆を“熱く”感動させるその演奏は、「魂の叫び」「情熱の音」であると評されている。音楽監督・首席指揮者 児玉宏。常任指揮者 寺岡清高。2000年本拠地を大阪府堺市へ移転。政令指定都市・堺の新たな文化の顔としての活躍が注目されている。CDは、「ブラームス交響曲全集」と、「児玉宏のディスカヴァリー・クラシックシリーズ」全5タイトルをリリース。
1952年東京生まれ。桐朋学園大学音楽学部、作曲理論学科、指揮科で齋藤秀雄、小澤征爾両氏に師事。75年に渡欧。オットマール・スイトナーの下で研鑽を積む。ドイツ国内の市立歌劇場を経て96〜01年にはバイエルン州立コーブルク歌劇場音楽監督を務める。26年以上におよぶドイツ歌劇場での豊富な経験に裏打ちされた格式高い演奏、特色あるプログラムで、新国立劇場や国内オーケストラに客演、高い評価を得ている。08年4月より現職。平成21年度、児玉宏のブルックナーの成果により、第64回文化庁芸術祭「芸術祭大賞」を受賞。ミュンヘン在住。
主催 | 文化庁芸術祭執行委員会 |
---|---|
共催(10月8日) | 一般財団法人北上市文化創造 |
後援(10月8日) | 北上市 北上市教育委員会 |
協力 |
|
制作・お問合せ |
公益社団法人日本オーケストラ連盟 TEL:03-5610-7275 |