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オーケストラの日2018<終了しました>小ホール実況中継文字データもこちらから。


オーケストラの日2018
<終了しました>

沢山のご来場をありがとうございました!
オーケストラにより親しみを感じていただけましたら幸甚です。

演奏終了IMG_0096.JPG
写真はフェイスブックにも掲載しています。
ご覧ください。

来年の「ミミにイチバン!オーケストラの日」もご期待ください♪

小ホール「オーケストラ・メンバーによるミニ・コンサート①」
実況中継の文字データは下記になります。
お話とはまた違った親しみを演奏と共に感じて頂けましたでしょうか。

<開演前に>
3月31日はミミにいちばん!
第12回オーケストラの日2018
「オーケストラ・メンバーによるミニ・コンサート」に、ようこそ!

ここ東京文化会館小ホールは「室内楽の殿堂」と讃えられ、アンサンブルの繊細な響きを
皆様に、素晴らしいバランスでお届けすることができると確信しています!

さて、お待ちかね。トップバッターは日本フィルハーモニー交響楽団のメンバーによる弦楽4重奏です
今は舞台奥の待ちスペースで出番の声がかかるのを待っています
ステージマネージャーの「時間です。宜しくお願いします!」が出番の合図で、舞台裏に緊張が走る瞬間です

<メンバーが舞台へ登場>

さぁ!メンバーが登場してきました
「弦楽4重奏」はヴァイオリン2本とヴィオラとチェロの4人の編成です

メンバーは 
第1ヴァイオリン/田村昭博 
第2ヴァイオリン/武田桃子 
ヴィオラ/松澤稚奈
チェロ/久保公人 です

それぞれの楽器の特徴や役割は演奏者のトークでお楽しみください

<アイネ・クライネ・ナハトムジーク 演奏開始>
さて、いきなり演奏から入りましたねこの曲はお馴染みモーツァルト作曲
アイネ・クライネ・ナハトムジークより《第1楽章》です。
軽快に始まり「これ知ってる!知ってる!」との声が客席から聞こえてきそうですが
曲名の意味は直訳で「小さな夜の曲」

全部で4楽章まであります。第2楽章第3楽章も第4楽章も、とても素敵な曲ですので、今度ぜひ全曲通して聴いてみてくださいね

<演奏終了>

たくさんの拍手ありがとうございます
ここで、ヴァイオリン田村昭博のトークもお楽しみください

田村さんお話6J8A5965.JPG

<2曲目開始>
作曲家アンダーソンといえば「タイプライター」をはじめ「シンコペイテッド・クロック」や
「サンドペーパー・バレエ」のように時計や紙やすりといった、
身近なものが出す音を「音楽」にしたイタズラ心と洒落のきいた作曲家としても有名ですね

最初の曲の「プリンク・プランク・プルンク」も曲名の意味は、
ものが落ちた時の「ぽとん、ばたん、どすん!」という擬音語を表しています

また演奏方法にも特徴があって弦を指で弾く「ピツィカート(伊: pizzicato)奏法」を使います
楽譜には「pizz」との略記が。決して「ピザ」の意味ではありません(苦笑)

他にも、音を出しながら指をずらす「グリッサンド奏法」や
楽器の側板や裏板を手のひらで擦って「シュッ!」と音を出したり、
オーケストラではコントラバスが楽器を「クルッ」と回したりと、見ても聴いても楽しい曲ですね

<踊る子猫>

ワルツにあわせてネコが優雅に、コミカルに踊っている様子を描いた作品で、
最後にはクスっとくるエンディングが用意されています

時折聞こえる、ネコのかわいい鳴き声の「ニャ~~オ」は、ヴァイオリンの「グリッサンド奏法」と少し違って、2つの音をつなげて弾く時、最初の音を長めに保ってから一気に次の音に移るのがコツです

これを「ポルタメント奏法」といいます
「グリッサンド奏法」は均等の速度で移動するのが基本なので、簡単に例えると「ニャ~オ~」になりますが

「ポルタメント」だと「ニャ~~オ」とよりネコの鳴き声に近くなります
けっこう芸が細かいでしょう!

<終曲直前に>
最後に急に早くなって終わったのは犬に吠えられて猫が逃げ出す様子
このユーモア!
さすがアンダーソンですね

<きらきら星変奏曲>

「きらきら星変奏曲」が始まりました
冒頭の「主題」は:第1と第2ヴァイオリンのユニゾン(同一音)により主題が奏でられます

第1変奏は、第1ヴァイオリンの旋律の裏で、ヴィオラが16分音符で伴奏します

第2変奏は、第2ヴァイオリンが主題の変奏を3連符で奏でます

小ホール弦楽四重奏演奏風景6J8A5962.JPG

第3変奏は、ヴァイオリンの旋律の裏で、チェロとヴィオラが3連符で交互に伴奏します

第4変奏は第1と第2ヴァイオリンによる掛け合いです

第5変奏は、第2ヴァイオリンによる16分音符と8分音符を使った技巧的な変奏です

第6変奏は、唯一の短調第1と第2ヴァイオリン短いフーガ第7変奏は、全体的に弱音(p)と、強音(f)の繰り返し第2ヴァイオリンとヴィオラが"交互に16分音符で伴奏します

<サウンド・オブ・ミュージック>
メドレーの1曲目はこのミュージカルのテーマ曲
まさにそのままズバリ!
「サウンド・オブ・ミュージック」です

映画の舞台はオーストリアのザルツブルク。
修道女見習いの主人公マリアが、山々に囲まれた緑の大地の上で歌い踊ります

2曲目は「ドレミの歌」です
マリアが家庭教師としてやってきたオーストリア海軍大佐の家には母親を亡くした7人の子供がいて
マリアの歌の手ほどきで次第に心を開き、音楽に目覚めます

3曲目は「私のお気に入り」です
外の雷鳴と雷光に怯える子供たちにマリアは、「哀しい時、つらい時は楽しいことを考えましょう」と教えます

4曲目は「エーデルワイス」です
父親ゲオルクは、自身のスパルタ教育により、心を閉ざした子供達が素晴らしい歌声で歌うのに感激し
マリアに促されギターを手に昔を懐かしむかのように歌います

5曲目は、「もうすぐ17歳」です
長女リーズルは電報配達のロルフに密かな恋心を抱いていますがロルフに子供扱いされ、反論します

6曲目は「マリア」です
やがてゲオルクとマリアは、惹かれ合い、結婚することになりました
教会で子供たちや修道女たちに祝福されて、この曲が歌われます

7曲目は終曲「全ての山へ登れ」です
進行してきたナチスドイツ軍から逃れスイスに亡命を決意した
ゲオルク・トラップ一家は、徒歩で山を越えて逃亡先のスイスへと無事、向かったのでした

<終了後>
実況中継は終了です
ご利用ありがとうございました

ご覧いただきまして、ありがとうございました。
終了した「オーケストラの日2018」特設サイトはこちらです。
https://www.orchestra.or.jp/orchestraday2018/
来年も楽しい「オーケストラの日」を企画して参ります♪
どうぞご期待下さい!