明日を担う音楽家たち2020
2020年12月7日 東京オペラシティコンサートホール
文化庁の「新進芸術家海外研修制度(旧芸術家在外研修制度)」で若手の芸術家が海外に留学し研鑽を積んだ成果を発表する場として開催しているコンサート。コロナ禍での開催となり、出演者は渡航制限など状況が刻一刻と変化し様々な調整が必要となった。
菅沼希望さん、猶井悠樹さん、石井楓子さん、加藤大樹さんが高関 健さんの指揮で東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団と共演。カーテンコールで4人の再登場に客席からは声援の代わりに熱い拍手が送られた。
左から、加藤さん、猶井さん、菅沼さん、石井さん。
指揮:高関 健 管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 (写真:藤本史昭)
コロナ禍で従来の日常を送ることが難しくなったが私たちの時間が止まることはなく、人材育成も止めるべきではない。4人へ送られた拍手の熱量は、これからのオーケストラへの期待と演奏会の待望が込められているのだろう。
文化庁委託事業「令和2年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
主催:文化庁・公益社団法人日本オーケストラ連盟
「日本オーケストラ連盟ニュース vol.105 38 ORCHESTRAS」より